“篝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かがり86.0%
かが8.6%
かゞり3.2%
かゞ1.1%
ひ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祝部(いわいべ)の村落までかかると日が暮れた。村民は戸ごとに篝(かがり)を焚(た)いて領主の通路を照らした。そして軒端軒端の下にみな土下座していた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これでやっと夕の一ト騒ぎもやみ、篝(かが)りも暑い夏の宵になりかけていたが、下部の兵らは、いぜん警戒を研(と)ぎすましているふうだった。
催(もよほ)しける然るに其夜亥(い)の刻(こく)とも覺敷頃(おぼしきころ)風(かぜ)もなくして燭臺(しよくだい)の燈火(ともしび)ふツと消(き)えければ伊賀亮不審(ふしん)に思ひ天文臺(てんもんだい)へ登(のぼ)りて四邊(あたり)を見渡(みわた)すに總て海邊(かいへん)は數百艘(そう)の船にて取圍(とりかこ)み篝(かゞり)を焚(たき)品川灣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
が、此の親切な忠告にも拘(かゝ)わらず、家中の武士は一層油断なく任務に就(つ)くように命ぜられ、夜な/\奥庭の木の間を照らす篝(かゞ)り火の数は殖(ふ)やされる一方であった。
どこをどのように歩いたものか、ほのぼのと四辺が明るいのでハッと驚いて前方を見ると、何んということだ、眼の前に土人部落の例の広場が篝(ひ)に照らされて拡がっている。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)