“痼(こ)” の例文
今はかの当時、何を恥じ、何を憤(いか)り、何を悲しみ、何を恨むともわかち難き感情の、腸(はらわた)に沸(たぎ)りし時は過ぎて、一片の痛恨深く痼(こ)して、人知らずわが心を蝕(くら)うのみ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)