“疚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やま87.3%
や8.2%
やまし2.7%
うず1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八重に対しても、美保子に対しても、私は倫理的には少しも疚(やま)しさを感じない。私はいつも清潔な態度を持していたつもりである。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
今までにどこか罪な想像を逞(たく)ましくしたという疚(や)ましさもあり、また面(めん)と向ってすぐとは云い悪(にく)い皮肉な覘(ねらい)を付けた自覚もあるので
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
裏に愧(は)づること、懼(おそ)るること、疚(やまし)きことなどの常に抑(おさ)へたるが、忽(たちま)ち涌立(わきた)ち、跳出(をどりい)でて、その身を責むる痛苦に堪(た)へざるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
施与(ほどこし)には違いなけれど、変な事には「お禁厭(まじない)をして遣わされい。虫歯が疚(うず)いて堪え難いでな。」と、成程左の頬がぷくりとうだばれたのを、堪難い状(さま)に掌(てのひら)で抱えて
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)