“狙(ね)” の例文
畜生め、若い時は、一手(ひとて)、手裏剣も心得たぞ——とニヤニヤと笑いながら、居士が石を取って狙(ね)ったんです。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
狙(ね)らった上は決して免(の)がさぬ。光代との関係は確かに見た。わが物顔のその面(つら)を蹂(ふ)み躙(にじ)るのは朝飯前だ。おれを知らんか。おれを知らんか。はははははさすがは学者の迂濶(うかつ)だ。馬鹿な奴。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
「狙(ね)ッ」
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)