“牌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はい30.0%
パイ26.7%
ふだ26.7%
こま3.3%
かんばん3.3%
かるた3.3%
メダイユ3.3%
メダル3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫立もあとから馬で十里牌(はい)へ追っ着いた。店の前には貨財を積んだ馬、車、旅支度をした若い者。すでに立退(たちの)く準備が待ちかねている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そう云えば帆村は、星尾の牌(パイ)がよく見えるところから、そればかりに気をとめて、其の行動には余り注意をしていなかった。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
こういう牌(ふだ)がその老人の胸にかけてあった。物は試(ため)しであると思ったので、役人は彼をよび止めて相談すると、老人は訊いた。
彼は牌(こま)を握る合間(あいま)合間に顔をあげて、星尾助教授の手の内を後からみたり、川丘みどりの真白な襟足(えりあし)のあたりを盗(ぬす)み視(み)して万更(まんざら)でない気持になっていた。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なるほど、迎恩橋まで来てみると、旅館は任(じん)の一行で貸切(かしきり)とみえ、旗、幟(のぼり)、牌(かんばん)、造花で縁(ふち)どられた絵像の額(がく)など、たいへんな飾りたてである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今夜は一つ雲鶴楼へでも行って、蜜蜂のバタ揚げに、焼鴨の胆でもやりながら、牌(かるた)を闘わしては……
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
フランスの先王から Donnée par le Roi à monsieur Beethoven「王よりベートーヴェン氏に賜う」という銘の付いた牌(メダイユ)をたまわっている。
それが耳環にも腕環にも、胸に下げた牌(メダル)にも、べた一面に金銀の台へ、翡翠と金剛石とを嵌めこんでいる。中でも指環の金剛石なぞは、雀の卵程の大きさがあった。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)