“炫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まばゆ20.0%
かがや20.0%
くらま20.0%
ひけら20.0%
まぶし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飼鶏は心あるごとく炫(まばゆ)い洋燈(ランプ)をとみこう見た。楯(たて)をも砕くべきその蹴爪(けづめ)は、いたいたしげもなくお夏の襟にかかっている。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
呻き声は絶え入りそうにもつれて上る。井戸の壁と起した石とに炤々乎(しょうしょうこ)として燠火(おきび)が炫(かがや)いていた。
距(へだ)ツルコト僅(わず)カニ廿春/当時ノ読書子/風習頗ル樸醇/物ニ接シテ辺幅無ク/坦率交親ヲ結ブ/儒冠各(おのおの)分ヲ守リ/紈袴ノ塵ヲ追ハズ/今時ノ軽薄子/外面誠純ヲ表ス/纔ニ文史ヲ弄スルヲ解シ/口ヲ開ケバ経綸ヲ説ク/其ノ平居ノ業ヲ問ヘバ/未ダ曾テ修身ニ及バズ/譬フレバ猶敗絮ノ質ノゴトク/炫(くらま)シテ金色ノ新タナルヲ
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それぞ箕輪の骨牌会(かるたかい)に三百円の金剛石(ダイアモンド)を炫(ひけら)かせし男にあらずやと、貫一は陰(ひそか)に嘲笑(あざわら)へり。されど又余りにその人の意外なるに駭(おどろ)きて、やがて又彼は自ら笑ひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「堪忍しねえ、炫(まぶし)いやな。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)