“火急”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきゅう60.0%
くわきふ20.0%
くわきう10.0%
たちまち10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どういう火急(かきゅう)な事情が起って、こうまで遽(あわた)だしく船から去って行かなければならなかったか? 前後の事情からおすと二十三人が船を去ったのは
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
相述べ急ぎ登城あるべしとの事なり越前守委細(ゐさい)承知(しようち)し則ち馬を急し家來に申付火急(くわきふ)の御用なり駕籠は跡より廻(まは)せと申付麻上下(あさがみしも)に服を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
叩(たゝ)きて案内(あんない)申入ければ七右衞門の家内は夜中の事ゆゑ不審(いぶかり)何れの邸(やしき)よりの使にや未(いま)だ夜の明(あけ)ざるに來る事能々(よく/\)火急(くわきう)の用向ならんと思ひ尋ねければ郷右衞門は據(よんど)ころなき要用(えうよう)にて罷越(まかりこし)たり七右衞門在宿(ざいしゆく)なれば面談(めんだん)申度と言入(いひいれ)けるに七右衞門在宿に候と答へながら出迎(でむか)ひ是は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立ながら腮(あご)に手伝はせての袖畳み小早く室隅(すみ)の方に其儘さし置き、火鉢の傍へ直また戻つて火急(たちまち)鉄瓶に松虫の音を発(おこ)させ、むづと大胡坐かき込み居る男の顔を一寸見しなに
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)