“滯在”の読み方と例文
新字:滞在
読み方割合
たいざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれほど希望に全身を刺戟(しげき)されてゐた處女作(しよぢよさく)はとうとう一枚も書き上らないままに、苫小牧(とまこまい)滯在(たいざい)の一月ほどは空しく過ぎてしまつた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
立(た)つ前(まへ)の晩(ばん)に、父(ちゝ)は宗助(そうすけ)を呼(よ)んで、宗助(そうすけ)の請求(せいきう)通(どほ)り、普通(ふつう)の旅費(りよひ)以外(いぐわい)に、途中(とちゆう)で二三日(にち)滯在(たいざい)した上(うへ)、京都(きやうと)へ着(つ)いてからの當分(たうぶん)の小遣(こづかひ)を渡(わた)して
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あひなるべくは多治見(たぢみ)へのして、陶器製造(たうきせいざう)の模樣(もやう)までで、滯在(たいざい)少(すくな)くとも一週間(いつしうかん)の旅費(りよひ)として、一人前(いちにんまへ)二十五兩(にじふごりやう)、注(ちう)におよばず、切(きり)もちたつた一切(ひときれ)づゝ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)