“渋(さ)” の例文
旧字:澁
塩物屋(しおものや)に鮭(さけ)の切身が、渋(さ)びた赤い色を見せて、並んでいる。隣りに、しらす干がかたまって白く反(そ)り返る。鰹節屋(かつぶしや)の小僧が一生懸命に土佐節(とさぶし)をささらで磨(みが)いている。ぴかりぴかりと光る。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)