“浅碧”の読み方と例文
読み方割合
あさみどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それも暫しの程で、間もなく浅碧(あさみどり)に冴えた氷の滝が行手を塞いでいる。水は依然として其上を流れているが、滑って危険で到底之を登る訳には行かぬ。
釜沢行 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
不動祠(ふどうし)の下まで行きて、浪子は岩を払うて坐(ざ)しぬ。この春良人(おっと)と共に坐したるもこの岩なりき。その時は春晴うらうらと、浅碧(あさみどり)の空に雲なく、海は鏡よりも光りき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
碧色——三尺の春の野川(のがわ)の面(おも)に宿るあるか無きかの浅碧(あさみどり)から、深山の谿(たに)に黙(もだ)す日蔭の淵の紺碧(こんぺき)に到るまで、あらゆる階級の碧色——其碧色の中でも殊(こと)に鮮(あざ)やかに煮え返える様な濃碧は
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)