“沖天”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国民の意気また沖天(ちゅうてん)の概があったが、この日本の大勝利は、異国人の周さんにまで、私たちの想像の及ばぬほど強い衝撃を与えていたのである。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
海がその蔵する無限のエネルギーに押し立てられて、沖天(ちゅうてん)の勢(いきおい)を以て陸に向って押しよせる時は、あたかも陸を一呑(ひとの)みにするかと思わるるほどである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
戦いである以上、秀吉とて、実は、勝敗の帰結(きけつ)は期し難いものを、われ勝てりと、士気すでに沖天(ちゅうてん)、希望の大道を“目にも見よ”と、民衆に見せ示していた。振わぬ領民のあるはずはない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)