“汨羅”の読み方と例文
読み方割合
べきら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「心を厳しく清く保って主に容れられず、世に容れられず、汨羅(べきら)に身を投げて歿(な)くなられた彼(あ)の。」
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かの戦国の時、楚の名士屈原が讒(ざん)せられて放たるるや、「挙世皆濁れり、我独り清めり」と歎息し、江の浜にいたりて懐沙の賦を作り、石を抱いて汨羅(べきら)に投ぜんとした。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
かねてぞ千葉(ちば)は放(はな)たれぬ。汨羅(べきら)の屈原(くつげん)ならざれば、恨(うら)みは何(なに)とかこつべき、大川(おほかは)の水(みづ)清(きよ)からぬ名(な)を負(を)ひて、永代(えいだい)よりの汽船(きせん)に乘込(のりこ)みの歸國(きこく)姿(すがた)、まさしう見(み)たりと言(い)ふ物(もの)ありし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)