“殺気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さっき80.0%
さつき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凄(すご)いものが手元から、すうすうと逃げて行くように思われる。そうして、ことごとく切先(きっさき)へ集まって、殺気(さっき)を一点に籠(こ)めている。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
温熱(おんねつ)のような殺気(さっき)は弾琴(だんきん)の音(ね)に吹きはらわれて、ただ、ぼうぜんとふしぎそうに耳をすます軍兵の眼ばかりが光り合う。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其子(そのこ)の身に宿りしより常に殺気(さつき)を帯(お)べる夢のみ多く、或時は深山(しんざん)に迷ひ込みて数千(すせん)の狼(おほかみ)に囲まれ、一生懸命の勇を鼓(なら)して、其(その)首領(しゆりやう)なる老狼(らうらう)を引倒(ひきたふ)し、上顎(うはあご)と下顎(したあご)に手をかけて
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
二月の風は殺気(さつき)だち
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)