“歸營”の読み方と例文
読み方割合
きえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歸營(きえい)してから三日目(かめ)の朝(あさ)だつた。中隊教練(ちうたいけうれん)が濟(す)んで一先(ひとま)づ解散(かいさん)すると、分隊長(ぶんたいちやう)の高岡軍曹(たかをかぐんそう)は我々(われわれ)を銃器庫裏(ぢうきこうら)の櫻(さくら)の樹蔭(こかげ)に連(つ)れて行(い)つて、「休(やす)めつ‥‥」と、命令(めいれい)した。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
N原(はら)の出張演習(しゆつちやうえんしふ)は二週間程(しうかんほど)で過(す)ぎた。我我(われわれ)は日日(にちにち)の劇(はげ)しい演習(えんしふ)に疲(つか)れきつた。そして、六月(ぐわつ)の下旬(げじゆん)にまたT市(し)の居住地(きよぢうち)に歸營(きえい)した。中根(なかね)の話(はなし)はもうすつかり忘(わす)れられてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)