“機械”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きかい75.4%
からくり15.8%
ばね1.8%
カラクリ1.8%
シーソー1.8%
マシン1.8%
メカニズム1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、ばたんと機械(きかい)がまわって、ピリッピリッと鳴(な)ると、ゴウッと走(はし)ってきた車(くるま)が急(きゅう)に止(と)まって、止(と)まっていた車(くるま)が走(はし)り出(だ)すのです。
はととりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)
あっぱの宮田——唖(おし)の宮田——という綽名をつけられて、心さえ持ってはいない機械(からくり)、ちいっとばっか工合のええ機械のように
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
と云って声をかけると、死んだようになっていた老人は、機械(ばね)仕掛の偶人(にんぎょう)のようにぴょこんと跳び起きるなり、犬か何かの走るように逃げだした。
虎杖採り (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
第二の精霊 自分を? 若い人には有り勝な事じゃワ、自分の心を機械(カラクリ)かなんぞの様に解剖(フワケ)をしてあっちこっちからのぞくのじゃ。
葦笛(一幕) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ほとんど考えることをせず、まるで、機械(シーソー)のように、交互に石を打ち下(おろ)す。マンが、いつも、「餅つき碁」といって笑う。大石も好きなので、仏頂面のまま、にじり寄って来て、のぞきこんだ。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
聖林(ハリウッド)に入ると、フォオド・シボレエを自動車(カア)ではなく機械(マシン)だと称する国だけあって、ぼく達の車も見劣(みおと)りするような瀟洒(しょうしゃ)な自動車が一杯(いっぱい)で、建物も白堊(はくあ)や銀色に塗られたのが多く
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
それがだんだんからだじゅうを彷徨(ほうこう)し始めるのである、言わばかろうじて平衡を保っている不安定な機械(メカニズム)のどこかに少しのよけいな重量でもかかると
笑い (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)