“槐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんじゅ65.9%
ゑんじゆ25.0%
えんじゆ2.3%
かい2.3%
くわい2.3%
エンジユ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして大蔵と約束したとおり、槐(えんじゅ)の木の下に埋(い)けてある鉄砲を持ちだして、秀忠将軍を一発の下(もと)に撃つ日を待っているにちがいない。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庭には折よく槐(ゑんじゆ)の木が二枝ばかり咲いてゐる。蝉は私に老を知らせようとして鳴いてゐるのだが、併せて君にもお知らせするといふのがある。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
何(なん)の、橋(はし)の欄干(らんかん)が声(こゑ)を出(だ)す、槐(えんじゆ)が嚏(くしやみ)をすべいなら、鱗(うろこ)を光(ひか)らし、雲(くも)を捲(ま)いて踊(をどり)を踊(をど)らう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
拾遺(しゅうい)の三代集に、後拾遺、金葉、詞花、千載、新古今の五つを加えて、世にいう八代集をはじめ、源実朝卿の金槐(かい)集、西行坊主の山家集、まった吉野朝三代の新葉集にいたるまで、凡そ歌の書(ふみ)にして
猿飛佐助 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
此問題は頗(すこぶる)困難である。説文に拠れば楸は梓(し)である。爾雅を検すれば、槄(たう)、楰(ゆ)、櫰(くわい)、槐(くわい)、榎(か)、楸(しう)、椅(い)、梓(し)等が皆相類したものらしく、此数者は専門家でなくては辨識し難い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
偽装せる槐(エンジユ)の枝の しろ/″\と、汗をとほす背に からびつきたり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)