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楤
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たら
ふりがな文庫
“
楤
(
たら
)” の例文
この五月の末ごろの或る温かい日、家のものたちと裏の山へ
楤
(
たら
)
の芽をとりにいつて、つい氣もちがいいまま、二三時間山で過ごした。
近況
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
その他冬
青木
(
もち
)
、椿、楢、
櫨
(
はぜ
)
、
楝
(
おうち
)
、
椋
(
むく
)
、とべら、
胡頽子
(
ぐみ
)
、臭木等多く、
楤
(
たら
)
などの思ひがけないものも立ち混つてゐる。
沼津千本松原
(新字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
楤
(
たら
)
の木の心から製した
醨
(
もそろ
)
の酒は、その傍の
酒瓮
(
みわ
)
の中で、
薫
(
かん
)
ばしい香気を立ててまだ波々と
揺
(
ゆら
)
いでいた。若者は片手で粟を
摘
(
つま
)
むと、「卑弥呼。」と一言呟いた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
紫蕨
(
ぜんまい
)
であるとか、
獨活
(
うど
)
、土筆、よめ菜、
濱防風
(
はまばうふ
)
であるとか、
楤
(
たら
)
の芽、山椒の芽であるとか、菜の莟であるとか、竹の子であるとか、
野蜀葵
(
みつば
)
であるとか、
菠薐草
(
はうれんさう
)
であるとか
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
楤
(
たら
)
の芽はうまい。これも季節の味で、その頃になれば自づと思ひ出さるゝ。そしてなか/\手に入らぬものゝ一つである。この木は竿の樣な幹で、幹にとげを持つて居る。
家のめぐり
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
▼ もっと見る
その雜木のなかにわたしは
楤
(
たら
)
を見付けて喜んだ。
家のめぐり
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
“楤(タラノキ)”の解説
タラノキ(楤木・楤の木・惣木・桵木、学名: Aralia elata)は、ウコギ科タラノキ属の落葉低木。別名は数が多く、「タランボウ」「オニノカナボウ」など地方によって様々な呼び名がある。新芽が山菜として有名なタラの芽(楤芽)で、天ぷらなどに調理されて食べられる。葉は良い香りがする。
(出典:Wikipedia)
楤
部首:⽊
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