“朝参”のいろいろな読み方と例文
旧字:朝參
読み方割合
あさまいり50.0%
あさまゐ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背後(うしろ)に立ったのが、朝参(あさまいり)の婀娜(あだ)たる美人で、罪もなく莞爾々々(にこにこ)しながら、繻子(しゅす)の不断帯の間から、膨(ふっく)りと懐紙に包んだ紙入を抜いて取り、掌(てのひら)に拡げて緋地(ひじ)の襤褸錦(つづれにしき)の紙入を開いた中から
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
溢(あふ)れる水に濡(ぬ)れた御手洗(みたらし)の石が飜(ひるが)へる奉納(ほうなふ)の手拭(てぬぐひ)のかげにもう何(なん)となく冷(つめた)いやうに思はれた。其(そ)れにも拘(かゝは)らず朝参(あさまゐ)りの男女は本堂の階段を上(のぼ)る前に何(いづ)れも手を洗ふ為(た)めにと立止(たちど)まる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)