“既成”の読み方と例文
読み方割合
きせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもけっして既成(きせい)の疲(つか)れた宗教(しゅうきょう)や、道徳(どうとく)の残滓(ざんし)を、色あせた仮面(かめん)によって純真(じゅんしん)な心意(しんい)の所有者(しょゆうしゃ)たちに欺(あざむ)き与(あた)えんとするものではない。
殊(こと)に、既成(きせい)政治家の張り廻(めぐ)らした奸悪(かんあく)な組織や習慣を一つ一つ破砕(はさい)して行くことは、子路に、今まで知らなかった一種の生甲斐(いきがい)を感じさせる。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それから一般的に新しい色彩が行き亙(わた)っているため、本質的な思想家や芸術家は既成(きせい)の人を除いてはぼかされ易(やす)い様(よう)です。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)