“懲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こ74.6%
こら17.3%
ご3.4%
こり2.2%
こらし1.1%
ちょう0.6%
コラ0.6%
こらしめ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猿は殺されることかと思って、苦叫絶叫して悶掻(もが)いたけれど、米友は懲(こ)らしめるだけで、事実殺す気はなかったものらしくあります。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これがあの傲慢(ごうまん)無礼な英国官吏を懲(こら)して王室の威厳を御保持になった方とも思われないくらい、女にもしたいほどのお優しさでした。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「お前の大変には懲(こ)り懲(ご)りしているよ、そのたびごとに泥足で飛上がったり、煙草盆を蹴飛ばしたりするんだから——」
また偶時(たま)には、うツかり足を踏滑らして、川へ陥(はま)り田へ轉(ころ)げ、濡鼠(ぬれねずみ)のやうになツて歸ツた事もあツたが、中々其樣な事に懲(こり)はしない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
あゝ神仏(かみほとけ)が私(わし)の様な悪人をなに助けて置こうぞ、此の鎌で自殺しろと云わぬばかりの懲(こらし)めかあゝ恐ろしい事だと思い詰めて居りましたが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
また、否とあれば、天誅(てんちゅう)たちまち蜀を懲(ちょう)し、蜀の一兵たりと、生きて国には帰すまいぞ。その罪みな汝の名に受くるものである。孔明、心をしずめてこれに答えよ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猶又(ナオマタ)、無用ノ者、入ルベカラザル事。犯(オカ)サバ、懲(コラ)シメニ会ワン。悔(ク)ユル勿(ナカ)レ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後で私は先生から叱られ、懲(こらしめ)のために教室の戸棚の中へ閉込められた。このことは、後になっても、一つ話のように家の者から聞かされた。
生い立ちの記 (新字新仮名) / 小山清(著)