“悠容”の読み方と例文
読み方割合
ゆうよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河口はとにかく、犬山からこの笠松までの悠容(ゆうよう)たる大景を下流にして、初めて中流の日本ライン、上流の寝覚(ねざめ)、恵那(えな)の諸峡が生きるのである。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
白木は、にっこり笑いながら、悠容(ゆうよう)とせまらない態度でいった。そして私の腕をひったてると、隠(かく)し扉(ドア)を開いて、さあ先に入れと、合図(あいず)をした。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
香がまだ燻(くすぶ)っている。煙が玄関を通って中庭の方に流れて行くのが、悠容(ゆうよう)たる趣きがあった。順々に皆が焼香する。私も人々にまじって焼香した。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)