“己(き)” の例文
千葉県知事折原己(き)一郎(らう)氏が、以前福岡県知事を勤めてゐた頃、ある宴会で目もとの可愛(かあい)らしい芸者が側目(わきめ)もふらず、じつと自分の顔に見とれてゐるのに気がついた。
丙は乙に当ると共に、丁戊(ていぼ)の側面攻撃を防禦しなければならぬ。己(き)と戊(ぼ)とが張り合っている横合いから丁が差手をする。そう当ると庚(こう)と辛(しん)とが、間道づたいに奇襲を試みる。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)