“岩層”の読み方と例文
読み方割合
がんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喉(のど)がかわいているとみえて、蛾次郎はそこで一息(ひといき)つくと、岩層(がんそう)のあいだから滴々(てきてき)と落ちている清水(しみず)へ顔をさかさまにして、口をあいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海岸(かいがん)に沿(そ)ふて行(ゆ)く事(こと)七八町(ちやう)、岩層(がんそう)の小高(こだか)い丘(をか)がある、其(その)丘(をか)を越(こ)ゆると、今迄(いまゝで)見(み)えた海(うみ)の景色(けしき)も全(まつた)く見(み)えずなつて、波(なみ)の音(おと)も次第(しだい)/\に遠(とう)く/\。
草津大尉の声のする方に、道後(どうご)少尉が、懐中電灯を照しつけてみると、なるほど、今までの赭茶(あかちゃ)けた泥土層(でいどそう)は無くなって、濃い水色をした、硬そうな岩層(がんそう)が、冷え冷えと、前途(ぜんと)を遮(さえぎ)っていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)