“寃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えん50.0%
むじつ33.3%
ゑん11.1%
ぬれぎぬ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいはその寃(えん)を訴うるによしなきを知るべからずといえども、偶然に今日の事実を見ればこそ、前年に乱を好みしは、その心事の本色(ほんしょく)に非ず
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかも彼女はその寃(むじつ)を訴えることさえできず、黙って住民たちに嘲笑され、悪童どもの投げつける石に耐えなければならないのである。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
どうかおれの云つた通り、あのキツプリングの説などは口から出放題(ではうだい)の大法螺(おほぼら)だと、先祖の寃(ゑん)を雪(すす)ぐ為に、一度でも好(い)いからその鼻をあげて、喇叭(らつぱ)のやうな声を轟かせてくれ。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかもベルナルドオこれを寃(ぬれぎぬ)とすること能はざるが常なりき。舍内の靜けさ、僧尼の房の如くならんは、人々の願なるに、このベルナルドオあるがために、平和はいつも破られき。