“媚(び)” の例文
およそ政治上においても、経済上においても、媚(び)を呈し、諂(てん)を献じ、百怜千悧(ひゃくれいせんり)、みずから幇間者(ほうかんしゃ)流をもって任ずるの輩は、深く責むるにも足らず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この全身をパフの香気(こうき)に叩きこめられた少女等——、蠱惑(こわく)する媚(び)と技術を知りながら、小学生にも劣る無智——。山鹿とはなんという恐ろしい教育をする男であろう。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
仏の三十二相の第二は螺髪(らほつ)右旋(うせん)、その色紺青(『方広大荘厳経』三)、帝釈(たいしゃく)第一の后舎支(しゃし)、目清くして寛に、開いて媚(び)あり、髪青く長く黒く一々旋(めぐ)る(『毘耶婆(びやば)問経』下)。
キツとなると、百媚(び)悉(こと/″\)く影を潜(ひそ)めて、怖いほど美しくなります。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)