“奴(ぬ)” の例文
かくてこそ一家は円滑に、その営みはよく治まって参りますが、仮に、その家の主が、奴(ぬ)ともなり婢(ひ)ともなり、独りですべてをなそうとしたらどうなりましょう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえば、一家の営みを見ましても奴婢(ぬひ)がおれば、奴(ぬ)は出でて田を耕し、婢(ひ)は内にあって粟(あわ)を炊(かし)ぐ。——鶏は晨(あした)を告げ、犬は盗人の番をし、牛は重きを負い、馬は遠きに行く。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)