“墾(ひら)” の例文
おれのはもっとずっと上流の北上(きたかみ)川から遠くの東の山地まで見はらせるやうにあの小桜山の下の新らしく墾(ひら)いた広い畑を云ったんだ。
台川 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
もともとこの病院が、武蔵野特有の雑木林の中に、新しく墾(ひら)かれて建てられたものであるため、人里離れた広漠たる面影が、まだ取り残されてゐた。
間木老人 (新字旧仮名) / 北条民雄(著)
其と対等の原因として、精霊の所有なる未開拓地を墾(ひら)く方式。此が双方から歩みよつて、叙事詩では、大国主及びやまとたけるの焼け野の難の話になつた。
今の計を為さんには、和親して以て二虜を制し、間に乗じて国を富まし兵を強くし、蝦夷(えぞ)を墾(ひら)き満洲を奪い、朝鮮を来たし南地を並(あわ)せ、然るのち米を拉(ひし)ぎ欧を折(くじ)かば、則ち事克(か)たざるは無し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
おれのはもっとずっと上流の北上(きたかみ)川から遠くの東の山地まで見はらせるようにあの小桜(こざくら)山の下の新らしく墾(ひら)いた広い畑を云ったんだ。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)