“嘷”の読み方と例文
読み方割合
ほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蹴られて金眸岸破(がば)と跳起(はねお)き、一声嘷(ほ)えて立上らんとするを、起しもあへず鷲郎が、襟頭(えりがみ)咬(く)はへて引据ゆれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
『類函』に虎能く人気を識る、いまだ百歩に至らざるに伏して嘷(ほ)ゆれば声山谷に震う、須臾(しばらく)して奮い躍りて人を搏(う)つ、人勇ある者動かざれば虎止って坐り逡巡(ためらい)耳を弭(た)れて去ると。
その嘷(ほ)ゆる声百雷の、一時に落ち来(きた)るが如く、山谷(さんこく)ために震動して、物凄きこといはん方なし。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)