“喰(か)” の例文
孩子(わらし)どもだのなんのって言ってっと、まだはあ、長びく原因(もと)で、去年のように、拾わねえうぢに、みんな雀に喰(か)ってしまうがら……
山茶花 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「落ち穂ぐれえ喰(か)ったって。——そんより、医者さでも掛かるようになったら、なんぼ損だかわかんねえべちゃ、爺(じん)つあんはあ!」
山茶花 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「無理ってほどでもねえげっと……拾わねえうぢに、みんな、雀に喰(か)ってしまうべと思ってや。せっかくとったの……」
山茶花 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「お房や。小豆餅ばかりでなんなら、納豆餅でなりなんなり、どっさり食って行くんだ。東京さなど行ったら、餅などはあ、たんと銭でも出さねえと、喰(か)れめえから……」
黒い地帯 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)