“前端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんたん50.0%
まえはし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今(いま)は工事中(こうじちゆう)であるから、明瞭(あきらか)に知(し)る事(こと)は出來(でき)ぬが、其(その)一種(いつしゆ)は艇(てい)の前端(ぜんたん)に裝置(さうち)されたる極(きは)めて強硬(きようこう)なる、また極(きは)めて不思議(ふしぎ)なる「衝角(しやうかく)」一名(いちめい)「敵艦衝破器(てきかんしやうはき)」と呼(よ)ばれたる軍器(ぐんき)で
左側(さそく)の席の前端(まえはし)に並びたる、威儀ある紳士とその老母とは、顔を見合わせて迭(たが)いに色を動かせり。渠は質素なる黒の紋着きの羽織に、節仙台(ふしせんだい)の袴(はかま)を穿(は)きて、その髭は弁者より麗しきものなりき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)