“刎退”の読み方と例文
読み方割合
はねの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三度密(そっ)と潮(しお)をはねたが、またちょこちょこと取って返して、頭(かしら)を刎退(はねの)け、衣類(きもの)を脱いで、丸裸になって一文字に飛込(とびこ)んだ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
沖田総司(おきたそうじ)は、枕元の刀を掴み、夜具を刎退(はねの)け、病(やまい)で衰弱しきっている体を立上らせ、縁へ出、雨戸を窃(そっ)と開けて見た。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
其跫音(そのあしおと)を聞くと、敵も流石(さすが)に狼狽(うろた)えたらしく、力の限りに七兵衛を突退(つきの)け刎退(はねの)けて、あなたの森へ逃げ込んで了(しま)った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)