“冷(す)” の例文
そんな事とは知らないから前に命ぜられた社員は着々進行して率(い)ざ実現しようとなると、「アレはやめにした、」とケロリと冷(す)ました顔をしている。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
タダの奉公人でも追出すような了簡(りょうけん)で葉書一枚で解職を通知したぎりで冷(す)ましているというは天下の国士を任ずる沼南にあるまじき不信であるというので
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「だから君の下宿のお膳を一生懸命研究しているじゃアないか、」と抜からぬ顔をして冷(す)ましていた。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)