“儲(も)” の例文
新吉は微温(ぬる)い茶を汲(く)んで出しながら、「私(あたし)なんざ駄目です。小野君のように、体に楽をしていて金を儲(も)ける伎倆(はたらき)はねえんだから。」
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
他の村人が、あまり値段(ねだん)が高いじゃないかと注意したら、売り主の曰く、そりゃ些(ちった)ア高いかも知(し)んねえが、何某(なにがし)さんは金持(かねもち)だもの、此様な時にでも些(ちった)ア儲(も)うけさして貰(もら)わにゃ、と。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)