“些(ほ)” の例文
あなたの真白なお腹は私をうけつけてくれなくとも、それはどうでも宜い、どうでも宜いのだがちょっとだけさせてくれませんか、ちょっと些(ほ)んのしずくでもそのお腹のうえに出させてくれませんか。
彼は何を見せにお見えになったのか知らんが、僕は何も見たい物なんかないといい、これから仕事にかからなければならないから、些(ほ)んのちょっとの間だけお会いするといって、客を茶の間に通した。
陶古の女人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「ちょっと俟っててよ、ちょっと、些(ほ)んのちょっと俟って。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)