“予覚”の読み方と例文
旧字:豫覺
読み方割合
よかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなことを予覚(よかく)しているような木(き)の芽(め)は、小鳥(ことり)に自分(じぶん)の姿(すがた)を見(み)いだされないように、なるたけ石(いし)の蔭(かげ)や、草(くさ)の蔭(かげ)に隠(かく)れるようにしていました。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そうしてまた慄(ぞっ)としたのです。私もKの歩いた路(みち)を、Kと同じように辿(たど)っているのだという予覚(よかく)が、折々風のように私の胸を横過(よこぎ)り始めたからです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この二人の運命が刹那(せつな)に、火! という不安な旋風(せんぷう)に結びついて万吉の敏(びん)な神経へ、不吉な予覚(よかく)を与えた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)