“下々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもじも70.2%
しも/″\15.8%
げげ5.3%
したじた1.8%
した/″\1.8%
した/\1.8%
しもしも1.8%
しも/\1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先(まず)下々(しもじも)の者が御挨拶(ごあいさつ)を申上ると、一々しとやかにお請(うけ)をなさる、その柔和でどこか悲しそうな眼付(めつき)は夏の夜の星とでもいいそうで
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
こそ智慧伊豆(ちゑいづ)と下々(しも/″\)にては評判も致し御筆頭(ひつとう)と申し其許樣(そのもとさま)に上越す御役人はこれ有(ある)まじとの評判に候と申さるゝに伊豆守殿是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかし多くの方はこんな下々(げげ)の品を、将来の製作目標には出来ないといわれるでしょう。それに前述の如く現代の生活からは遠いものだと評されるに違いありません。
多々良の雑器 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
これが下々(したじた)のものならばさ、片膚脱(かたはだぬぎ)の出刃庖丁の向う顧巻(はちまき)か何かで、阿魔(あま)! とばかりで飛出す訳じゃアあるんだけれど、何しろねえ、御身分が御身分だから、実は大きな声を出すことも出来ないで
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
犬公方(いぬくばう)と下々(した/″\)の仇口(あだくち)に呼ばれた位だから無法に我々同類に御憐愍(ごれんみん)を給はつたものだ。公の生類(せいるゐ)御憐愍を悪くいふ奴があるが、畢竟(つまり)今の欧羅巴(ヨウロツパ)で喧(やか)ましくいふ動物保護で人道の大義に協(かな)つてるものだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
縛(しば)れと云聲の下々(した/\)役人はつと立掛(たちかゝ)るを周藏木祖兵衞種々と詫入(わびいり)漸々(やう/\)三五郎を外の腰掛(こしかけ)へ出しゝかば跡は寂寞(ひつそり)となり理左衞門大音(だいおん)揚(あげ)コリヤ九助假令(たとへ)右(みぎ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そのころ、もう落ちついた足どりで、さも、ほろ酔いを川風に吹かせでもしているかのように鼻うたまじりで、大川ばたを、下々(しもしも)に、あるいているのは、軽業のお初——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
下々(しも/\)の者の手で隱された上は、矢張り親分のやうな方に搜して頂く外は御座いません。