“鼠(そ)” の例文
さて五欲について思い起こすことは、『譬喩経(ひゆぎょう)』のなかにある「黒白(こくびゃく)二鼠(そ)」の譬喩(たとえ)です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「われらの任は、今や重い。窮するの極み、必ず、呂布はここを通るであろう。ここは淮南への正路、一鼠(そ)だに洩らしてはならん。王法ニ親(シン)ナシ——怠る者は、軍法に照らし必ず断罪に処すぞ」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『ほととぎす』の事委細御申越(おもうしこし)承知致候。編輯を他人に任すとのことはもとより小生の容喙(ようかい)すべきことにてもなく誰がやっても出来さえすれば宜しく候。ただ恐る三鼠(そ)は粗漏にして任に堪えざるを。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)