“難(に)” の例文
敷き詰めた小砂利の一とつ/\に兩抉(りやうぐ)りの下駄が挾まるのでみのるは歩き難(に)くて堪らなかつた。その度に慟悸が打つて汗が腋の下を傳はつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
若(も)し貴君の方から云い難(に)くければこちらから言葉を尽して掛合ってもよろしい、というようなわけで、到頭我輩も松岡君の意気に動かされて
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
何かの機会(きつかけ)がないと一寸行(や)り難(に)くいもので、米国でも南北戦争以前までは、今の米国人のやうに、顔を綺麗に剃つたものだが、戦争後は顎髯を伸ばす事が流行(はや)つて