“阿那”の読み方と例文
読み方割合
あな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金丸はやや暁得(さと)りて、「さてはわが亡親(なきおや)の魂魄(たま)、仮に此処(ここ)に現はれて、わが危急を救ひ給ふか。阿那(あな)感謝(かたじけな)し」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
彼方(あなた)の山を佶(きっ)と睨(にら)めつ、「さては今宵彼の洞にて、金眸はじめ配下の獣們(ら)、酒宴(さかもり)なして戯(たわぶ)れゐるとや。時節到来今宵こそ。宿願成就する時なれ。阿那(あな)喜ばしやうれしや」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
恐ろしき眼(まなこ)を見張り、「爾は昨日黒衣がために、射殺されたる野良犬ならずや。さては妄執(もうしゅう)晴れやらで、わが酔臥(えいふ)せし隙(ひま)に著入(つけい)り、祟(たたり)をなさんず心なるか。阿那(あな)嗚呼(おこ)の白物(しれもの)よ」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)