“長羅”の読み方と例文
読み方割合
ながら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奴国(なこく)の宮では、長羅(ながら)は卑弥呼(ひみこ)を失って以来、一つの部屋に横たわったまま起きなかった。彼は彼女を探索に出かけた兵士(つわもの)たちの帰りを待った。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
偵察兵の帰りを待つ長羅(ながら)の顔は、興奮と熱意のために、再び以前のように男々(おお)しく逞(たくま)しく輝き出した。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
奴国(なこく)の宮の鹿と馬とはだんだんと肥(こ)えて来た。しかし、長羅(ながら)の頬は日々に落ち込んだ。彼は夜が明けると、櫓(やぐら)の上へ昇って不弥(うみ)の国の山を見た。夜が昇ると頭首(こうべ)を垂れた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)