“這降”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいお50.0%
はいおり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小草(おぐさ)が数本(すほん)に、その一本を伝わって倒(さかしま)に這降(はいお)りる蟻に、去年の枯草(かれぐさ)のこれが筐(かたみ)とも見える芥(あくた)一摘(ひとつま)みほど——これが其時の眼中の小天地さ。
好(よ)し一つ頭を捻向(ねじむ)けて四下(そこら)の光景(ようす)を視てやろう。それには丁度先刻(さっき)しがた眼を覚して例の小草(おぐさ)を倒(さかしま)に這降(はいおり)る蟻を視た時、起揚(おきあが)ろうとして仰向(あおむけ)に倒(こ)けて、伏臥(うつぶし)にはならなかったから、勝手が好(い)い。