“較(く)” の例文
昔ながらの松明(まつのあかり)の覚束(おぼつか)なき光に見廻はせば、寡婦(やもめ)暮(ぐ)らしの何十年に屋根は漏り、壁は破れて、幼くて我(わが)引き取られたる頃に思ひ較(く)らぶれば、いたく頽廃(たいはい)の色をぞ示す
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)