“蹌(よ)” の例文
それまで水手拭(みずてぬぐい)を当てていた頭の髪を結び、病褥にいたわっていた痩せた足に草鞋(わらじ)をつけ、誰が止めようと意見しようと耳を藉(か)さず、とうとう烏丸家の門から蹌(よ)ろ這(ば)い出たものではあるまいか。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)