“賜酒”の読み方と例文
読み方割合
ししゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、護国寺宝塔院のさいごの夜も無事に終了して、賜酒(ししゅ)の酔いを頬に、諸人と共に彼もこの晩だけは、自分の宿所へさがってきた。
と、後醍醐のご記憶にも、彼の特有な人間臭が、忘れえぬものとしておありらしく、謁見(えっけん)の庭、夜の賜酒(ししゅ)にも、道誉は加えられていた。
颯爽(さっそう)と馬上にゆられ、その従者たちも、きょうは賜酒(ししゅ)の酔に、華やいでいるはずなのに、悄然(しょうぜん)と、その光秀は、徒歩(かち)で来る。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)