“華客”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくい63.2%
おきやく10.5%
おとくい10.5%
とくゐ10.5%
きゃく5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それら寡婦(かふ)のうち衣食に窮するままに、辺境守備兵の妻となり、あるいは彼らを華客(とくい)とする娼婦(しょうふ)となり果てた者が少なくない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
理髮店(とこや)の店は、其頃兎や角一人前になつたノロ勘が讓られたので、唯一軒しか無い僥倖(しあはせ)には、其間が抜けた無駄口に華客(おきやく)を減らす事もなく、かの凸凹の大きな姿見が、今猶人の顏を長く見せたり
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
喜八は華客(おとくい)様の前へ出たように、揉手(もみで)などをしているのです。
隣り町のお華客(とくゐ)まで、酒を持つて行つて居るし、丁稚(でつち)の品吉は、店から出たり入つたり、四半刻とも落着かないし、若旦那の眞太郎は、町内の櫻湯へ行つたといふのは大嘘(おほうそ)で
「とんでもない、——私の大事なお華客(きゃく)様だ。百までも生きて貰いたいと思いましたよ」