“粟粒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわつぶ61.9%
あはつぶ19.0%
ぞくりゅう14.3%
ぞくりゆう4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦しく切ない稲妻(いなずま)がもぬけの私の身体の中を駆け廻り、ところ/″\皮膚を徹して無理な放電をするから痛い粟粒(あわつぶ)が立ちます。
愛 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
母は風邪に罹(かか)つたせゐか、それとも又下唇(したくちびる)に出来た粟粒(あはつぶ)程の腫物(はれもの)のせゐか、気持が悪いと申したぎり、朝の御飯も頂きません。
雛 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
儂はこれを思うごとに苦悶懊悩(おうのう)の余り、暫(しば)し数行(すこう)の血涙(けつるい)滾々(こんこん)たるを覚え、寒からざるに、肌(はだえ)に粟粒(ぞくりゅう)を覚ゆる事数〻(しばしば)なり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
妻智恵子が南品川ゼームス坂病院の十五号室で精神分裂症患者として粟粒(ぞくりゆう)性肺結核で死んでから旬日で満二年になる。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)