“篏(い)” の例文
父は店先でトン/\と桶の箍(たが)を篏(い)れてゐたし、母は水汲に出て行つた後で私は悄然(せうぜん)と圍爐裏の隅に蹲(うづくま)つて、もう人顏も見えぬ程薄暗くなつた中に、焚火の中へ竹屑を投げ入れては
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
父は店先でトン/\と桶の箍(たが)を篏(い)れてゐたし、母は水汲に出て行つた後で私は悄然と囲炉裏の隅に蹲つて、もう人顔も見えぬ程薄暗くなつた中に、焚火の中へ竹屑を投げ入れては
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)