“眤(じ)” の例文
従者 (眤(じ)っと主人の顔を眺め)お顔もおやつれ遊ばしました。頬も額も青玉のように青褪めておりまする。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
父親は、掌(てのひら)でぽんぼんと煙草の吸い殻を落として、眤(じ)っと、項垂(うなだ)れた菊枝の顔を凝視(みつ)めた。
緑の芽 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
私も眤(じ)っと壺を睨めた。私の興味は俄かに動いた。
職工と微笑 (新字新仮名) / 松永延造(著)