“発(う)” の例文
旧字:發
五人の勇敢な猟師どもがボルネオ虎や猩々や馬来(マレー)種の猪を獲るためにこの小屋の中に閉じこもって銃眼から猟銃を発(う)ったものらしい。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何でもありゃしない。鉄砲を発(う)った処が、こんな処じゃ一寸も利目はありゃしない。あれは多分桂田博士だろう。」
月世界跋渉記 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
敵艦の発(う)ち出(いだ)したる三十サンチの大榴弾(だいりゅうだん)二個、あたかも砲台のまん中を貫いて破裂せしなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)