“癆咳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうがい71.4%
らうがい28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凄艶な癆咳(ろうがい)の女と刀の姿とが、その美を研(と)ぎ合って争うように見られたが、弦之丞は刀をやや手元へよせて、軽く打粉(うちこ)をたたいていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大蒜は肺の薬になるげじゃけれども、私(わし)はこう見えても癆咳(ろうがい)とは思わん、風邪のこじれじゃに因って、熱さえ除(と)れれば、とやっぱり芭蕉じゃ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
現にこの一と月ばかりは、持病の癆咳(らうがい)が重くなつて、三度の食事も床の上に運ばせて居ります。
勤めもできない身體になつたのを可哀想に思つて、ひどい苦面で親許身請をし、この寮の隣の二階屋を借りて養生をさせましたが、重い癆咳(らうがい)で到頭去年の暮死んでしまつたといふのです。